なんで山梨県・甲府がジュエリーの街なの?

「ジュエリーの街」と聞いて、真っ先に思い浮かぶ場所はどこでしょう?
銀座?表参道?御徒町?

実は日本のジュエリー産業の中心は、山梨県・甲府なんです。

ジュエリーの街甲府

でも不思議ですよね。
甲府って、宝石が採れるイメージもないし、ジュエリーショップも意外と少ない…。

今日はそんな「宝石の街・甲府」のヒミツを、少しだけのぞいてみましょう。

実は400年の歴史がある「宝石の街」

甲府のジュエリーの歴史は、なんと江戸時代までさかのぼります。

当時、甲府周辺では水晶(クリスタル)が採れていました。
この水晶を加工する技術が発展し、職人たちが磨き・彫り・加工の技を磨いていったのが始まりです。

水晶原石

その後、海外から色石やダイヤモンドが入ってくるようになると、
「磨く」「仕上げる」「デザインする」技術がどんどん進化。

原石をジュエリーに仕上げる町として、甲府は成長していきました。

日本一!そして世界でも有数のジュエリー集積地

実は甲府周辺には、

がぎゅっと集まっています。

職人

その数は日本一。
さらに世界的に見ても、これだけ工程が集まっている地域は珍しいと言われています。

つまり甲府は、
「原石 → 研磨 → デザイン → 貴金属加工→ジュエリー完成」までを、ほぼ一つの地域で完結できる街なんです。

普段私たちが身につけているジュエリーも、
実は「甲府を通っている」ことがとても多いんですよ。

でも…意外とジュエリーショップが少ない理由

ここでよく聞かれる疑問。

「そんなにすごい街なのに、なんでお店が少ないの?」

理由はシンプルで、甲府は“作る街”だから。

裏側イメージ

多くの会社は、ブランドの裏側や百貨店・セレクトショップ向け、
海外ブランドのOEMなどを担っています。

つまり、
表に出るより、裏で支えるプロ集団が集まっている街なんです。

だから観光で歩いても、
「ジュエリーショップがずらり!」という感じではないんですね。

知ると、ジュエリーの見え方が変わる

ジュエリーは、ただキラキラしているだけのものではありません。

その背景を知ると、
同じリングやネックレスでも、少し愛おしく見えてきませんか?

次にジュエリーを手に取るとき、
「これ、もしかしたら甲府生まれかも?」
なんて思い出してもらえたら嬉しいです。